
はじめに
キーボード配列ってみなさん何を使っていますか。多くの人はQWERTY配列と呼ばれるごく一般的な配列を使っているでしょう。
しかし、世の中にはキーボード配列だけでも数十種類が存在し、それらを愛用して使っている人もいます。
自分の高専では、数人が大西配列と呼ばれる配列を使っています。日本人がもっとタイピングしやすいように作られた配列で、約100万字もの統計から開発された配列です。
今回は、大西配列をきっかけに自分が編み出した、QWERTYよりも打ちやすく覚えやすい配列QWERTY-PLUSを紹介します。
この配列ができるまで
キーボードの配列を変えたい!となった時に一番最初に手を出したのが大西配列でした。デフォルトの配列よりも打ちやすく効率が良いのが、その時の大きなアドバンテージでした。なので実際に配列を大西配列に変えて、約一週間生活していました。
しかし、
慣れるまでに時間がかかりすぎる!!
いや、分かってはいました。タッチタイピングはできるようになったのですが、指が動くまでの時間が一切早くならない...。
というわけで、大西配列を使うのは諦めました。(現役で使っている人は大尊敬します。まじで)
もっと覚えやすく打ちやすくならないか?
一旦QWERTY配列に戻ってきたのですが、どうしても打ち心地が気に入らないため配列は変えたいと感じていました。だからといってまた大西配列に戻るのは気が引けると。
なので、一からオリジナルの配列をつくることにしました。
改善点
そもそも、QWERTY配列の何が悪いのか、大西配列はなぜ続かないのかを考えました。
QWERTY配列
- 母音の位置が指に優しくない。
- よく使うキーが押しずらい位置にある。
大西配列
- よく使うキーがホームポジションにある。
- →負担が圧倒的に違う。
- 覚えるまでのコストが高すぎる
- 他人のパソコンをさわれなくなる。
- デザインツールコマンドが一気に変わる
大西配列は一長一短な部分があり、自分にとっては難しい...
大西配列寄りのQWERTYを作りたい
とりあえず、大西配列の良い部分であるホームポジションの使いやすさをそのまま使いたいと思いました。
母音の中でもよく使うaが小指なのは解せないので、最優先で変更。これだけでもタイピングの負担はかなり軽減される。
が、dも割と使うキーなのでもうちょい打ちやすいポジションに移したい。
人差し指で打てるようにしてみた。ペーストコマンドはズレるが、このくらいなら覚えるだろうということで。
次はrの位置を変えたい。fとか使う機会ほとんどないのでここと置換する。
これでQWERTY-PLUSの完成。
打ちやすさ
QWERTY配列と比べて、よく使うキーがホームポジションに偏ったのでより負担が減ってうちやすくなった印象。大西配列と違って、配列に慣れるまでに一週間もかかってないのでなかなか高コスパになりました。
右には変更を加えてないので、そのままの感覚で使える。
終わりに
今のキー配列で、タイピング負担はだいぶ軽減され、速度も上げることができました。キーボードを打ちやすくしたいけど覚えるのが面倒な人はぜひQWERTY-PLUSを使ってみてください。
では、よいタイピングライフを。